死ぬ。ケータイ依存症のおれがケータイを使えないだなんてそんな…。
そう思い、なんとかして、なんとかして充電器を手に入れようと思いました。
まず最初に思いついたのは、もちろん買うことです。お金ないので無理です。
借りることを考えました。でも連絡手段がありません。
死んだ。
もう、この際来週はお金を一切使わずに生活することを覚悟して、充電器を買おうかな、なんて思いました。でもお金がすぐ必要なことを思い出しました。来週末にある社工の飲み会のために強制でいかない人も全員金出すんだった。死んじゃえ。
「そうだ!パソコンからミクシーに入ってミクシーの日記とかメッセとか使えば借りれるやん^^」
と、深夜1時ごろに思いつきました。
いい案が思いついたので、とりあえず寝ることにしました。
翌朝、
「テテテッテッテ♪テテテッテッテ♪テテテッテッテッテッテッテッテッテ♪」
ウィルコムの鳴る音で目覚めました。
おれのウィルコムの番号を知っててこんなに朝早く!唐突に!かけてくるような、糞野郎は一体どいつだ!?
と思ったら、親でした。
「今日一緒にランチしよーか?」
と言われました。
あの…、言ってる意味が、全く理解できないのですが(´Д`;)
いや、だって僕は今茨城県のつくば市にいて、華やかな、いや、そこは多少の疑問点が残るけど、まぁ一応華やかな大学生活を送っていまして、日々一人暮らしで自炊ですとか洗濯ですとか、いろいろやっているわけでして、そんな人相手に、山形県というマイナーな県の、鶴岡市というまたしてもマイナーなところに暮らしている、某三浦一家の人が、
「一緒にランチしませんか?」
…だと?笑わせてくれるゼ!それとも、とうとうボケちゃったのかな(笑)
「もうそっち向かってて、たぶんあと3時間くらいで着くから、それまで準備しとけよー」
…ハァ?????(´Д`;)
えーっと、うん、まぁ、なんか、
どうやら親が来るみたいです(汗)
いやー、そういうのってさ、普通事前に連絡するもんだろー、と。そしておれの今日の予定に関して全く触れていないのはつまりおれの予定はお構いなしということですかそうですか…ってまぁどーせ暇してたけどね!
そんなこんなで、急いで掃除などして午前中を過ごす。てか電話が来たのが9時ごろだった。全然朝早くなかった。
ここからは、あったことを箇条書きで^^
・親登場
・車に乗せられ
・駅前でごはん
・親がやることがないと言い始め
・とりあえずほしい家具を買うことを要求←
・なぜかあっさりオッケー
・家具を買いに行き
・ついでに食料品も買ってもらい
・宿舎へ帰還
・なぜだか3000円残して帰って行きました。
いや、なんていうか、普通に助けられました。いったい親になにがおきたのでしょうか?あんだけ金は出さない親なのに。逆に怖い。あとでなにを要求されるのか…。
「そのお金は、大事にするんだよ」
そう言い残して、置いて行った3000円。
おれが随所随所でケチくさくする、つまりはお金を大事にしているのは、大事にできるのは親の姿を見ているからかもしれません。親が大事に大事にお金を使う姿を見てきたからかもしれません。
そんなことを思いつつ、親を見送った。
見送って、姿が見えなくなってから、そのお金を握りしめ、宿舎から駈け出した。
「大事に使うんだよ」
その言葉を心に刻み…。
「ただいまー」
次に宿舎に帰ってきたとき、そのお金の代わりにケータイの充電器を握りしめている自分がいました^^ケータイかわいいよケータイ^^お金?使ったほうが景気が良くなるんだから使ったほういいじゃん!^^
おわり
(※うちの親はふだんからお金を大事に扱ってません)