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クスリと笑えるブログにしたい
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「大学生は人生の夏休みだ!」私はこの言葉に衝撃を受けた。大学1年生の春、私は筑波大学に入学した。様々なサークルの新歓活動に参加したのだが、その中であるサークルの先輩から頂いた言葉だ。「大学生は人生の夏休みだ!だから思いっきり好きなことができる。遊ぶもよし、勉強するもよし!全てお前らの自由だ!」この言葉を聞いた私は、「いっぱい遊ぼう!」と決意した。
 そこでサークルに入り、同学年の人といっぱい遊んだ。誕生日があったらケーキを買ってみんなで食べたし、花火がしたいと大学内で花火をした。海にも行った、山にも行った。「人生の夏休み」でしっかり遊びまわっていた。
 しかし、大学1年生の秋、それでも満たされない自分がいるのを感じた。段々と遊びにも飽き、暇をもてあそぶようになった。そんなとき、ある話が舞い込んできた。
 「体育会執行委員会の説明会に行きたい人はいませんか?」サークルのミーティングで話された。私のサークルも所属している「体育会」という学生組織の運営をしている体育会執行委員会への勧誘だった。私はその話に飛びついた。
 高校生の頃、私は運動委員長として体育祭の運営を行った。そのときに、「一つのことを作り上げていく」ということが非常におもしろいことだと感じていた。そして、再びそのような経験をしたいと考えていた。
 こうして私は体育会執行委員会に入った。体育会執行委員は、仕事をしないと団体が大学公認と認められなくなるなどの弊害がある責任重大な役割だった。なので、週1日ある書類の受付業務、週2日の会議、会議で必要な資料作り、忙しくて仕事があまり進んでいない人のサポートまで、体育会所属団体がしっかり活動できるために働いた。
 なんで私がこんなことをしているのか分からなくなることもあった。同期には仕事を投げ出していなくなった人もいた。
 3年生の12月、体育会納会という最後の行事を作り上げ、私は体育会執行委員会を引退した。その納会の懇親会の時、私は体育会所属団体の方から様々な言葉を受け取った。「ありがとう」「三浦さんには本当にお世話になった」
 私は、最後まで責任を全うした。「人生の夏休み」という自由の中で、責任ある役職を背負い、それを全うした。その結果、最後には感謝された。私の学生生活は「人のためにつくしきった2年間」だった。ただの自由の中ではつかむことのできなかった、自慢の大学生活だ。

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無題
楽しさと充実さ。俺もこの2つは生活になくちゃいけないものだと思う。
MNB 2012/03/29(Thu)17:00:32 編集
無題
うん。要約あざすw
ひろ 2012/04/03(Tue)00:03:16 編集
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